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お年寄りの思い、家族の思い、地域の思い・・・いろんな想いをとりこみながらあんきはうごいています。












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「いまづ」の概要

「いまづ」の活動展開

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 西垣生町は松山空港から車で10分位の海岸よりにあります。松山市とはいえ、漁師町で、人情に厚い面、古くからの慣習が守られている地区で、若者と高齢者の交流があまり行われていません。
そんな中、民間の託老所「あんき」に集う中高年のボランティアと、近隣の、若い世代との交流を目的に、異世代で、安心して楽しく生活していける環境を創っていこうと「いまづ」が生まれました。  

 サービスのやりとりは、今津の海岸の小石をイメージして、小石に「いまづ」とステッカーを貼っています。
 少々重いのですが、お年寄りが多いので、「まずは楽しく、わかりやすく」という事で、話し合いの結果小石が選ばれました。
「ローマ時代の交換みたいやねえ」とか「いやぁ、日本じゃったら、縄文時代ぞね」などと冗談を言いながら、カラフルな小石の交換をしています。  

 メニューは「だんだん」と同じ、日常生活での助け合いです。「ついでのお使い」などというのもよく使われるメニューです。
 平成13年の12月には託老所「あんき」の庭で地域通貨に取り組む県内の4グループによるフリーマーケットが開催されました。また、平成14年の4月には施設利用者や近所の人たちも参加して「琴の演奏会」が催されています。
 こうして、異世代や近隣との交流ができてきています。地域通貨を交換する事で、お互いの信頼が増し、新しい知人が増えて良かったと話しています。
 拡大家族が生まれてきているのです。

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団体名

ボランティアクルーフ「あんき」

連絡先

代表 中矢 暁実        
〒791−8044 愛媛県松山市西垣生町1479「あんき」内
TEL: (089)971−1172
FAX: (089)971−1717
Email: BHE38AAZ@wamnet.wam.go.jp

活動範囲

松山市垣生町

目 的

年を取っても、体が不自由になっても、施設ではなく住み慣れた地域で自分らしくあたりまえの生活がしたい。そんな思いで民間の託老所「あんき」を1997年に設立。
「あんき」を拠点に集まってきているボランティア達と共に展開している「いまづ」の目的は、地域支えあいのきっかけづくりと、異世代の交流。

計測基準

30分のサービスを1点と換算

発行・循環方法

会員になると、「いまづ」が貼付してある20の小石がもらえ、サービス30点につき一個の小石を交換。
一年ごとに、新たに20個の小石から始める。

表現方法・通貨の名称

小石/いまづ

活動開始期間

平成12年

サービスの内容

日常生活での困りごとなど。ついでのお使い、買い物、荷物の運搬、送迎。「いまづ」を拠点に行われている趣味・特技の指導・伝授

会 費

500円

会員数

15人(平成14年4月現在)

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 託老所あんきを中心に活動を展隈しているため、時々、地域の小学生たちもボランティアに訪れます。熱心で、継続して訪れる小学生には「いまづ」を渡し、高齢者との交流を図っています。

ボランティアに訪れた小学生たちと、入居者の人たちとのカレーづくり 

 その実績を踏まえて、平成14年の4月から7月に、愛媛連合・青年委員会・女性委員会のメンバーの助けをかりて、「異世代交流事業」が始まります。
 事業の内容は歴史のある垣生地区の「昔の地図づくり」を高齢者と子供たちの協働で作成するというものです。

地域通貨でお買い物 フリーマーケット

 地域通貨に取り組む県内の四グループによるフリーマーケットが平成13年12月9日、松山市西垣生町の託老所あんきであり、施設利用者や近所の子供たちも参加して、交流を深めた。

 託宅所「あんき」の中庭を使ってのフリーマーケット。愛墟連合・千年委員会・女性委員会の人たちとお餅つきを楽しみました

 企画したのは、同施設を拠点に活動するボランティアグループ「あんき」(中矢暁美代表)。昨年度、県の地域通貨モデル事業に選ばれたのを機に、地域通貨「いまづ」を発行し、住民や施設利用者の相互扶助を進めている。 
 地域通貨を導入している同市の「となりぐみ」、上浮穴郡久万町の「はねがい」、準備している北宇和郡津島町の「くじら飛行」が参加。古着や日用雑貨、手作りの野菜、果物などを販売した。 

 普段は各グループ内で石、カード、木製チップなど独自の地域通貨を交換している。車での送迎、家事、モーニングコールなど、頼み事の内容や時間に応じて通貨を支払う仕組み。 
 フリーマーケットは特別な試みとして、現金のほか、それぞれの地域通貨でも貰い物ができるようにした。地域通貨で野菜を買った参加者は「お金で払うのとは気分が違っておもしろい」と楽しんでいる様子だった。 

 地域通貨を導入済みの三グループは地道な活動を続けているが、利用者数や件数は伸び悩み、さまざまな可能性、手法を模索している段階。あんきの中矢代表は「若い人たちと交流することで、新しい風が入り活気づく。今後も連携していきたい」と話していた。