子ども3人。みんな独立し、現在は夫と2人暮らし。
A型。松山市西垣生町に在住34年目。
ヘルパーや特養に勤務するが、民間デイをはじめるため退職。
毎日が楽ではないが、自分の心に正直に生きている
自分が大好きです。
もともと看護婦だった中矢さんは、14〜5年前から松山市社会福祉協議会のヘルパーとして活動。次第に「大きな施設にも利点はある。でも一人ひとりに合わせたきめ細かいケアは、少人数じゃないと難しいのでは」との思いが強くなった。
「初めて特養を訪れたとき、機械浴というのを目にしましてね。ものすごいショックを受けたんです。
こんなんで、まるで流れ作業のようにして人間をお風呂に入れるのかと。しかも入所者はみんな一様に、目がボオッと虚ろで、無表情。
一体これはなんやろうと思い、そのわけを知りたくて勤めさせてもらいましたが、結論からいえば、自分が年を取ったときにそこに入りたいとは思えなかった。
ならば、自分が入りたいと思えるような施設を、自分の手で立ち上げるしかない。そう考えるようになったんです」
病院、ホームヘルパー、障害者施設、特養と、働いてきた場所で吸収できることは、すべて自分のものにした集大成が託老所「あんき」である。
「ゆくゆくはお年寄りが互いに助け合い、いたわり合う痴呆のグループホームもつくりたい」と想いの輪も広がっていく。「そのときは、もちろん私も入りますよ」。それまで気長に楽しく、でも着実にやっていきたいと思っている。
あんき写真館



あんきを囲む人 稲津 智
中矢さんのバイタリティにほれこんで、「あんき」のボランティアをかって出た。
お声がかかれば運転手になる。 合気道の達人。
あんきを囲む人 中矢ツユ子
「あんき」の近所に住む現役の牛乳屋さん。「あんき」がバザーを開くときは、牛乳と一緒にバザーのチラシも配ってくれる。
あんきを囲む人 中矢伸二郎
中矢暁美さんの夫。
本職はタクシーの無線係で、
あんきの営繕係である。中矢さんの最大の理解者。 中矢さんは本人の前では絶対に言わないが、よそでは、「主人と結婚してマルです」と話しているら
しい。